沖縄の立ち上げて、原点の感覚を思いだした事。

さて、先日から色々な記事で紹介をしている通り、沖縄・瀬長島に
南イタリアレストランのPOSILLIPO(ポジリポ )と、
ルーフトップバーのMARE(マーレ)をオープンしました！

HUGEとしては、仙台にRIGOLETTO TAPASLOUNGE(リゴレットタパスラウンジ)
をオープンして以来の地方出店！6年ぶり？くらいの、東京以外での挑戦でした。

しかも、飛行機か船でしか行けない、本州とは離れている沖縄…

今まで18店舗のオープンを全て手がけてきていて、新店オープンにも
結構慣れていましたが、沖縄は全く別物！久々、本当に大変なオープンでした。。。

私のHUGEの歴史の中で、一番大変だったのが、六本木ヒルズにある
RIGOLETTO BAR AND GRILL(リゴレットバーアンドグリル)のオープンでした。

六本木RIGOの立ち上げ当時、HUGEの中で最も大きい店舗の立ち上げ。
でも、まだ会社の規模はそんなに大きくなかったので人も少ない！
デザイン企画のチームは、アシスタントも居なく、私一人…。

既存店を守りながら、今までで一番大きな店をあけるのはとんでもない作業で、
仕事をしてもしても終わりが見えなくて、泣きながら仕事をする毎日。
（今よりずっと本社の人数も少なかったので、仕事でカバーしている幅も広かったんです）

まぁ、どんなに辛くても、どんなに大変でも、泣いてても、
自分の目の前にある仕事をこなせるのは、自分以外居なかったので、
その時は(もう6年前かー…)とにかく、既存店を守る事、新しいRIGOLETTOを
立ち上げる事だけに生活のほとんどを捧げていました。

そんな、六本木RIGOLETTOの立ち上げに続いて、
久々に大変だったのが今回の沖縄POSILLIPOの立ち上げ！

同じ出店でも、東京と同じようにはいかない事が山ほどあって、
一つ一つ、目の前の課題をクリアしていきながら、お店を立ち上げる感覚。

他に頼る人は居なくて、自分たちでどうにかしなくちゃいけない状態。
とっても大変なんだけど「作ってる」って感覚が久々にガツンと来た立ち上げでした。

会社が大きくなってくると、それだけ店舗数や仕事の数も増えるので、
1つのお店にベタ付きになって、物を作って行くのは難しくなります。

でも今回の沖縄のオープン準備期間中、既存店のお仕事は、デキるアシスタントの
MIKIとKANAMI、2人に任せて、沖縄の出店に集中する事ができました。

そのおかげで、今まで既存店と平行作業をしている中で忘れかけていた、
1店舗に集中して、より深い所まで掘り下げて店を立ち上げる感覚を思い出しました。

そうやって立ち上げると、やっぱりお店にも、現場のスタッフにもより深い愛着が湧くんですよね。

言葉ではうまく表現できない感覚なんですが、沖縄のお店を立ち上げる最終仕上げの1週間、
毎日のように夜遅くまで店で仕事をしながら、お店が少しずつ形になっていく
あの何とも言えない感覚と喜びを感じていました。

ガーーーーーーーっと仕事をしてると、何だろう…脳が麻痺？脳内麻薬？が出て、
いくら仕事をしても、疲れない感覚に陥る事があります。
（きっと、お仕事アドレナリンが全開に出てるんだろうなぁー）

あの仕事で脳内麻痺してる感覚って、ちょっと危険で（笑）
一つの仕事が終わっても「あーーー！仕事したいっ♥」って、思っちゃうんですよね…。

でも、それが結構快感だったりして…！
（ちょっと危ない感覚！？笑）

何か、今回の沖縄はHUGEを立ち上げて、初めての出店だった
吉祥寺リゴレット立ち上げの感覚を思い出しました。
私達のホームグラウンドから、一番遠い場所に出したお店のオープンで、
原点の気持ちに触れる事ができて、何か自分的にも感慨深いオープニングになりました。

HUGEは今年の9月で9周年を迎えて、10年目に向かっての1年に入ります。

10年間、HUGEでやってきた事を色んな形で、表現できるような1年位したいなー！
と、思いました。色んな事をやってきましたからねぇ…ホント。

まずは、秋に控えている新店舗に向けて、良いアウトプットができるように、
マイペースに、色々なインプットをしていきたいと思います！

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