ハノイで一番美味しい”フォー” | フォーティン・青葱たっぷりの牛骨スープフォー

ハノイで食べた一番美味しいフォー フォーティン

ハノイで一番美味しいと言われるフォーの名店 “フォーティン” 常にお客さんでいっぱいの店内

ベトナム料理といえばフォー!フォーと言えばベトナム!
というくらいの代表的なベトナムの麺料理。

日本ではクリアな鶏のスープと、平たい米の麺、茹でた鶏肉にたっぷりの香草が乗っかってる「フォー・ガー(鶏肉のフォー)」の印象が強いフォーですが、今回紹介するのは、ハノイで一番人気の「フォー・ボー(牛肉のフォー)」です! ハノイはとっても可愛い街で、大きな池のある公園が街の中心にあり、そこからいろいろなエリアが広がります。旧市街地のエリアは、区画ごとに出ているお店が決まっている面白い街。

例えば、
竹器具屋さんの一角 電球照明の一角
金属関係の一角   工具の一角
調理器具の一角   布・生地の一角

などなど、ストリートを1本入るだけでどんどん違うお店が立ち並ぶ、楽しいエリアです。

そんなハノイの街の、少し外れにある、地元でも大人気のお店 Pho Thin( フォーティン)”
お店の前に置かれた、銀色の鉄製の板に書かれた「Pho Thin」の文字が目印です。

ホーチミンで一番美味しいフォー フォーティン

路面にむき出しの厨房(厨房というより調理スペース)には、大きな寸胴鍋が火にかけられ、たっぷりの牛骨スープが熱々に沸いています。そしてそれと同じくらい目を引くのが、山盛りの青ネギ。一定のサイズにカットされた青ネギが、大きな籠に、こんもりとした山になって積まれています。

お店はシンプルなシステムで、お店に入る = フォーを1杯食べる という暗黙のルール。
お店の入り口でフォーの代金を支払い、席につくと、自動的にフォーが目の前にドンと提供されます。

そう。ここのお店はメニューは1個だけ。
フォー・ボー(牛肉のフォー)のみ。
(あとはスープに浸す揚げパン)
そして11品オーダーがマスト。

ホーチミンで一番美味しいフォー フォーティン

葱たっぷりと独特の牛骨ベースのスープが絶品!今、思い出しても食べたい…!

汗ばむ店内でテーブルについてフォーを待っていると、ほどなくして、熱々のフォーが提供されます。さすが、1品しかないので出てくるスピードもすごく早くてカンペキ!結構、大きめのどんぶりにたっぷりのスープで一瞬、「全部食べられるかなぁ?」なんて思ったのですが、そんな心配は全く無用!食べ始めると美味しくてぺろり!

フォーボーと言えば、以前にホーチミンで食べた、牛肉がレアなフォーをイメージしてたのですが、フォーティンのフォーはこれまた一味違いました!スープを飲むと、牛骨スープはクリアなんだけど、深みのある味で他にたとえようの無い美味しさ!炭火で炙ったような香ばしさのあるスープ。くどくなくて、今までのフォーのイメージを覆される美味しさ。具の牛肉は細かくてしっかりと火を通してあり、その上には、さっき店頭に置いてあったたっぷりの青ネギが惜しげもなくこんもり!

1皿につき、これだけ青ネギを使うんだったら、そりゃぁ、あれだけ山盛りのネギでもすぐに無くなっちゃうんだろうなぁ!この店には、毎日毎日、ネギをめっちゃすごい速度でカットする匠が居るんだろうな。物凄い量だもんなぁ!スープが熱々なので、青ネギが、ちょうどよく半分火が通る部分とシャキッとした部分が残って、絶妙に麺に絡みます。何て美味しいバランスなの!!

ホーチミンで一番美味しいフォー フォーティン

ドンと置かれた味変用の調味料達 辛かったり酸っぱかったり美味しい!

テーブルの上には、山盛りのライムに唐辛子、チリソース、唐辛子が入った酢と、ナンプラー。途中から好きなように味変して食べると、また違った美味しさに!私はフォー系スープを飲むときは辛味はあんまりきかせなくない派なので、ライムとチリソースちょっぴり、唐辛子は1かけらだけで味変!ちょっと辛めになったスープがまた美味しい!

汗ばむ店内でちょっと低めの椅子に座りながら夢中で啜るフォー、あっという間に完食。
これは美味しい!忘れられない味。お客さんがひっきりなしに来るのも納得。

滞在中、もう一回食べたくて別の日の遅い時間に行ったら「もう、スープが切れちゃったから今日は早仕舞いだよ」って言われてしまいました。なるほど、美味しさもお店のスタンスも、人気のラーメン店さながら!

また、ハノイに行ったら絶対に食べたいフォーでした。

Pho Thin  Trip Adviser

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絶品フォー、同じ味が実は日本でも食べられる!

このフォーティン、実は初めての支店が日本にできたんです!
「フォーティン東京」池袋にあります。
青ネギたっぷりの牛骨スープはハノイの本店と変わらぬ美味しさでした!